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ストレスと心の健康相談

チャプターごとにストレスと心のお悩みにお答えするコーナーです。

【4】薬との上手なつきあい方

1)睡眠薬は飲みつづけても大丈夫?

Tこころに効く薬の分類
 1)抗精神病薬(強力精神安定剤)
  @幻覚、妄想、自閉の治療に用いられ、主に統合失調症が対象。
  A薬としては、セレネース、コントミン、リスパダール、ジプレキサなど。
  B副作用として、パーキンソン症候群(手足のふるえ、筋肉のこわばり)が出やすい。
 2)坑うつ薬
  @主としてうつ状態に治療に用いられ、パニック障害や強迫神経症にも有効。
  A薬としては、三環系(トフラニールなど)、四環系(テトラミドなど)、SSRI(パキシルなど)
  B副作用として、便秘、のどの渇き、眠気、ふらつきなどがある。
 3)坑不安薬(穏和精神安定剤)
  @不安やいらいらを抑える。
  A薬としては、デパス、セルシン、ソラナックス、メイラックスなど。
  B副作用として、眠気、ふらつき、脱力がある。
  C急な中断により離脱症状が出る。(むかつき、動悸、いらいら、不安、だるさなど)
 4)睡眠薬
  @穏和精神安定剤(ハルシオンなど)、バルビタール系薬剤(ラボナなど)、坑精神病薬(ヒルナミンな   ど)が用いられる。
  A穏和精神安定剤は睡眠導入薬といわれ、安全性が高いが、急な中断により離脱症状が出る。
 5)その他の薬
  @坑躁薬・気分安定薬(リーマス、テグレトールなど)
  A坑パーキンソン薬(坑精神病薬の副作用であるパーキンソン症を防ぐ。アキネトン、ピレチアなど)

U薬物療法の原則
 1)薬の効き方には大きな個人差がある。
 2)その人に合った薬の種類と量を見つける。
 3)どんなによく効く薬でも、その人にとって量が不十分だと中途半端な効果しかでない。
 4)反対に、その人に合っていない薬はいくら量を増やしても効果がない。
 
V睡眠導入薬の特徴
 1)いらいら、不安を抑える穏和精神安定剤と同じ仲間で、眠気の強い薬が用いられている。
 2)薬の選択は作用時間と睡眠効果の強さで決める。
 3)薬の作用時間による分類
  @超短時間型(ハルシオン、アモバン、マイスリー)
  A短時間型(レンドルミン、ロラメット、エバミール、リスミー)
  B中間型(サイレース、ロヒプノール、エリミン、ユーロジン、ネルボン、ベンザリン)
  C長時間型(ダルメート、ベノジール、ソメリン、ドラール)
 4)睡眠効果の強さは一概に言えないが、ハルシオン(0.25mg)、サイレース・ロヒプノール(2mg)などは  比較的強い。
 5)睡眠効果の比較的弱い薬は、リスミー(1mg)、マイスリー(5mg)などがある。
 6)薬の量(ミリグラム数)については、種類が異なる時には比較は無意味である。

W睡眠導入薬の安全性
 1)妊娠中の服薬についてはほぼ安全であると出ている。(出産後の赤ん坊の離脱症状もそれほど神   経質になることはない)
 2)睡眠導入薬で自殺はできない。(ハルシオンの致死量は一時に10万錠)
 3)将来ぼけの原因になることはない。
 4)薬が段々と効かなくなって、どんどん増えていくのではないかという心配は無用。
 5)薬が効きにくくなった時は薬に慣れたと考えるより、むしろ不眠が悪化していると考えたほうがいい。
 6)厳密に言えば低用量依存になるが、中毒になることを心配するよりも、睡眠を改善することが大切。
 7)寝にくいのに、無理に薬をやめたり、減らしたりする必要はない。医薬品の中では安全性は高い。
 8)日中飲む坑不安薬や坑うつ薬で睡眠が改善することがある。


2)薬のやめ方

T坑精神病薬
 @精神症状が安定してきたら、ゆっくりと減量する。
 A維持量まで減量できたら、薬はやめずに服薬を続ける。
 B長い経過の中で症状に波があるので、悪くなった時は適時増量する。

U坑うつ薬
 @精神症状が安定してきたら、ゆっくりと減量する。
 A症状が悪化せず長期安定している時には、薬をやめる。
 
V坑不安薬
 @精神症状が安定してきたら、ゆっくり減量する。
  (薬がなくなってしまって、急な中断はしない。離脱症状が出ることがある)
 A不安やいらいらの強い時にだけ、薬を頓服する。

W睡眠導入薬
 @うつ病の一症状として出ている時には、うつ病の薬で改善する時がある。
 A急な中断は離脱症状が起こり、ふだん以上に眠れなくなる。(跳ね返り現象)
 B減量を試みる時には、一気にやめるのではなく、半錠にするなり、徐々に減らす。
 C眠りにくい時には、無理な減量はせず、服薬を続ける。


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