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ストレスと心の健康相談

チャプターごとにストレスと心のお悩みにお答えするコーナーです。

【1】これから編

1)ストレスと身体の関係

2)精神科、神経科、心療内科、神経内科の違いは?

3)精神科、神経科、心療内科のかかり方

 

1)ストレスと身体の関係

Q1 ストレスと身体の症状は関係しているの?
A1 内科などでいくら検査しても原因がはっきりしない症状は、ストレスからきている可能性が高いんだ。

Q2 例えば、どんな症状が多いの?
A1 頭が重いとか、めまい、ふらつき、胃のもたれ、疲れやすさ、胸の圧迫感、動悸、息苦しさ、汗をかきやすいとか、食欲がないとか、首がつまりやすいとかいろいろある。

Q3 こういう症状があったら、ストレスからきていると思ったらいいの?
A3 一概には言えないけれど、いちどきに身体のあちこちにいろいろな症状が出ているときには、疑ってもいい。ふつう胃が悪かったら、胃の症状しか出ないけれど、胸の症状が加わって、頭の症状も加わったりしたら、ストレスからきている可能性が高い。でも、本当に身体の病気でないか、内科などできちんと検査しておくことも大切だよ。

Q4 どうして検査で何も出てこないの?
A4 原因としては自律神経の乱れなどが考えられるけれど、自律神経は全身に分布し、ホルモンなどの働きと複雑に関係しているので、簡単には検査ではとらえられないんだ。
自律神経は自分の意志とは関係なしに、心臓や胃腸を動かしたり、暑い時には汗を流したりして、身体の自動調整をしているけれど、ふつうは簡単には乱れない。

Q5 どうしてそんな大事な神経が乱れてしまうの?
A5 原因として二つ考えられる。突然大きなストレスがかかった場合とそれほど大きなストレスでなくても長期間の場合である。
例えば、人間を橋にたとえてみよう。橋に通していい重さ(許容量)が100kgとすると、いきなり200kgのものを通したら、橋はすぐにつぶれてしまう。
でも、日常生活ではこんなことはめったになく、一番多いのが、100kgしか通したらいけない橋に、120kgのものを通す場合である。
誰でも決算期などで徹夜になることはあるけれど、短期間だったら別に問題はない。でも、いつもいつも120kgのものが通っていたら、だんだんと橋にゆがみが生じてくる。長期になればなるほど、自律神経などが乱れてきて、体調がくずれてくるんだ。

Q6 ストレスというのは自覚できないの?
A6 100kgのところを120kgのものが加わっても、人間は頑張らなければと思うからなかなか自覚できない。ストレスを認めたら、自分がつぶれそうになるので、余計に無視したりするんだ。だから、人事異動などであわない職場に行っても、すぐには受診しない。いろいろ頑張って頑張って、秋ぐらいになってにっちもさっちもいかなくなって受診してくる人が多いんだ。

2)精神科、神経科、心療内科、神経内科の違いは?

Q1 このごろ疲れやすく、いらいらして夜も寝にくいけど、どこに行ったらいいの?
A1 精神科、神経科、心療内科だったらどこでもかまわないけれど、神経内科しか標榜していないところは(特に総合病院では)、本来の専門分野が違ってくるんだ。神経内科とは、パーキンソン病や脳梗塞など、脳や神経に直接かかわる病気を診ていて、ストレスや自律神経失調症といわれるような病気とは関係ないんだ。

Q2 精神科でも、神経内科と書いてあるところもあるけど?
A2 精神科というとみんな受診するのに抵抗があるので、総合病院でも開業医さんでも、受診しやすいように神経科とか神経内科という表示をしていたんだ。でも、最近は心療内科という表示も認められたので、精神科関係では神経内科は使われなくなってきている。医療法上は神経科も神経内科も同じだけれども、神経科と書いてあったら、精神科と変わりないと思ったらいい。

Q3 心療内科の先生というのは精神科の先生が多いの?
A3 医学部の中でも、心療内科を独自に医局として独立させているところはまだ少ないんだ。独立した医局を持っているところは、内科系から出てきている。
だから、精神科系の先生と内科系の先生がいる。でも、実態は学会に入っているのは内科系の先生が多く、診療科目として出しているのは精神科系の先生が多い。

Q4 じゃあ、どちらの方にいったらいいの?
A4 内科系の先生は当然内科の病気についてもよく知っているけれど、うつ病やパニック障害でも難しいケースでは、ちょっと応用が利きにくくなってくる。厳密に言うと、うつ病やパニック障害、不眠などは心療内科の扱う病気ではないけれど、実際にはこういう患者さんが多く受診してくるので、内科系のの先生も対応しているのが現状なんだ。本来の心療内科というのは、過敏性大腸や気管支喘息、十二指腸潰瘍などのストレスで悪化する病気を扱っているんだ。
反対に精神科系の先生は内科疾患には弱いけれど、専門医なので薬の使い方などには精通しているし、難しいケースでも対応できるんだ。
例えば、もんもん博士の所に心筋梗塞の人が来ても、助かる人も助からないけど、ストレスや心の病気については20年以上こういう患者さんしか診てこなかったので、みんなが考える以上にありとあらゆるケースを経験しているんだ。だから、私みたいなケースは扱ったことがないのではないかと心配することは全くない。
内科系の心療内科の先生にも良い先生はいるので、軽症の場合や、ついでにちょっと精神科の先生では難しい内科の病気も診てもらうと思うならそちらでもいいと思う。

3)精神科、神経科、心療内科のかかり方

Q1 初めてかかるのは不安だけど、どうやって見つけたらいいの?
A1 情報としては、NTTのタウンページが便利。だけど、1年に一回しか出ないので、開業したてのところは載っていないんだ。開業したてのところは、どこも初めはそれほど患者さんは多くないので、いい先生ならじっくりと聞いてもらえておすすめかもしれない。
心療内科関係は患者さんの通院エリアが広いので、公的な病院を除いてたいていのところは宣伝を載せているから、どこにどういう病院があるかはすぐにわかる。詳しい情報はインターネットで検索する方法もあるけど、いくら高名なところでも通うのが苦痛なほど遠い所は避けたほうがいい。自分の通える範囲内で、いくらでもいいお医者さんをみつけることができると思うよ。

Q2 そのいいお医者さんはどうやって見つけたらいいの?
A2 実はこれが一番難しいんだ。本当のことを言うと、親しい医者同士でも、誰が患者さんにどんな風に接しているかなんて、よく知らないんだ。その人独自の診察スタイルがあって、隣で診療しているのをちょっと聞いただけではなかなかわかりにくい。実力のある外来の看護婦さんなら、大勢の医者をみているから、ある程度の評価はできると思うけど、医者同士は他人の診察をみる機会なんてほとんどない。

Q3 じゃあ、大きな病院や大学病院の先生がいいの?
A3 医療知識の豊富な人イコールいいお医者さんと必ずしも結びつかないところが難しいんだ。いくら偉い先生でも、こわい先生や話しづらい先生は誰でも避けたいし。
大きな病院や大学病院で医長や部長をやっている先生は、医学的レベルはほぼ満たしていると考えていいけど、その人の人間性や相性の問題があるので、これはどうしようもない。
診療時間のことを考えたら、夜診や土曜日もやっている開業医の先生も便利だとは思うけど。

Q4 予約はいるの?
A4 病院や診療所によって違うので、一度電話で問い合わせたらいい。


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